■国の概要
国名:カンボジア王国
国旗:カンボジアの国旗の中でまず目につくのは中央に描かれた世界遺産アンコールワット。カンボジアの象徴としてだけでなく、白で描くことで仏教を表している。上下の青い帯は王室の権威を、中央の赤い帯は国民の忠誠心を表している。1953年フランスからの独立後、カンボジアは内戦の影響で政権が変わるごとに国旗もさまざまに変更されてきた。現在の国旗は内戦前の1970年まで旧王国時代に使われていたもので、内戦が終わって王制が復活した1993年によみがえった。
国土面積と位置:面積は18万1,035平方キロ(日本の約2分1)、インドシナ半島のやや南西に位置していて、東と南にベトナム、北西にタイ、北東にラオスとの国境を陸続きで有している。国土の中央を北から南にかけてメコン川が流れており、そのやや西側には東南アジア最大の湖、トンレサップ湖がある。
人口:約1700万人(2024年)
首都:プノンペン
元首:ノロドム・シハモニ国王
首相:フン・マーネット首相
政体:立憲君主制
言葉:公用語はクメール語(カンボジア語)。
観光地や主要な場所では英語が通じることも多い。
※クメール語の成り立ちーーーカンボジアは古くからインドの文化、宗教の影響を強く受けていたため、言葉においてもサンスクリット語やパーリ語からの借用語がたくさんある。クメール文字も南インドから伝わった文字を改良してできた。アンコールワットなどの遺跡の碑文は、サンスクリット語や古代クメール語で書かれている。
民族:9割がクメール人。そのほかベトナム人、中国人、チャム族、北部山岳地帯などに少数民族。
宗教:カンボジア人のほとんどが仏教徒(上座部仏教)。そのほか、イスラム教、キリスト教など。
時差:日本時間から2時間遅れ。日本の正午はカンボジアの午前10時になる。サマータイムはない。
■ビジネスアワー
政府関係機関:月〜金の午前8時から12時、午後1時(または2時)から夕方5時が一般的。土日祝は休み。
銀行:月〜金の午前8時から午後4時までのところか多い。昼休みはない。
飲食店:店によって異なるが、昼は午前11時から午後2時くらいまで営業し、2〜3時間の休憩をはさんで夕方から夜の営業をする店も多いので、営業時間はよく確認したほうがよい。ローカルな屋台は、朝のみ、夕方のみなど時間帯ごとに異なる店が出没する。
市場:ローカルな市場は大体早朝〜夕方5時くらいまで開いているが市場内の店舗によって多少異なる。
■気になる情報あれこれ
・電圧:220ポルト / 50ヘルツ。日本の家電製品を利用するには変圧器が必要。コンセントは基本AタイプとCタイプが主流だが、さまざまな形状が存在するのでアダプターを持っていたほうが無難。
・気候:熱帯モンスーン気候。年間平均気温は28.5度(2015年)。乾季(11月から5月頃)と雨季(6月から10月頃)に分かれている。旅行で訪れる場合は比較的過ごしやすい11月から1月がおすすめ。
・電話:ホテルの電話を利用する。または携帯電話のプリペイドカードがいたるところで売られているので、旅行者でもレンタル携帯や安価な携帯を購入して使用する人が多い(SIMカード購入にはパスポートが必要)。
・インターネット:街中にインターネットショップがあり、日本語フォントも使える。また、ゲストハウスやホテル、レストラン、カフェなどでは無料Wi-Fiを使えるところがほとんど。ただ、全体的に通信速度は遅い。
税金:基本的に10%のVAT(付加価値税)がかかる。ただしホテルやレストラン、カフェ、スーパーなど、レシートが発行される支払い時のみ旅行者へのVAT還付制度はない。
・クレジットカード:観光客が多い店舗やショッピングモールなどではVISAやMasterなどの国際ブランドが使える。しかしローカルの店では使えないところがほとんど。
・チップ:基本的にチップの習慣はないので、渡すかどうかはケースバイケース。高級ホテルではポーターやベッドメイクに、ツアーではガイドやドライバーに心づけを渡すことも多いが、必ず渡さなくてはならないということはない。
・通貨:現地通貨は「リエル(Riel)」。USドルも一般に流通していて、主要な場所ではたいてい使える。1USドル4,000リエルが目安で、1USドル未満の支払いにはリエルが使われる。ただし、地元の人が多く利用する屋台や市場、モトドップ(バイクタクシー)などにはリエルが便利。また高額のドル紙幣(20USドル以上)は受け取りを拒否される場合もある。なお、両替は空港、街中の銀行や両替所などでできる。両替所は市場周辺へ行くとたくさんある。以下に2016年時点で流通している主な紙幣を並べた。紙幣のみで硬貨はない。カンボジア国立銀行によると、50リエル(1種類)、100リエル(3種類)、200リエル(1種類)、500リエル(3種類)、1,000リエル(4種類)、2,000リエル(3種類)、5,000リエル(2種類)、10,000リエル(3種類)、20,000リエル(2種類)、50,000リエル / 100,000リエル(2種類)などがあるが、50リエルや200リエル、50,000リエル以上の高額紙幣や一部の旧札はほとんど目にすることはない。
■国際電話のかけ方
・カンボジアから日本へ
001(国際電話識別番号)+81(日本の国番号)+XX(最初の(0)をとった市外局番)+XXXXXXX(相手の電話番号)
・日本からカンボジアへ
001/0033/0061/009130など国際電話会社の番号+010+855(カンボジアの国番号)+XX(最初の(0)をとった市外局番)+XXXXXXX(相手の電話番号)
・飛行機 : 国内路線はプノンペン〜シェムリアップ間とシェムリアップ〜シアヌークビル間の2路線のみ。利用客の多いプノンペン〜シェムリアップ間は、カンボジアアンコール航空、バヅサカ航空などが就航していて便数も多い。
・トゥクトゥク:バイクの後ろに座席部分を取り付けた、カンボジアでは一般的な乗り物。メーターや料金表はないので、目的地を伝えて乗るときに料金交渉をする必要がある。屋根があるので雨の日や暑い日でも安心。
・バイクタクシー:バイクの後部座席に客を乗せて走る。料金も安くて近距離の移動には便利だが、料金交渉が必要。また安全面を考えると遠距離や夜間の利用は避けたほうがよい。ドライバーの多くは英語が通じない。
・シクロ:自転車の前に客を乗せるための座席を付けた乗り物。バン以外ではほとんど見かけない。走行がゆっくりなので近距離向け。地元の人が荷物の運搬用に使う場合が多いので、市場周辺にいることが多い。料金は交渉制で、30分や1時間単位でチャーターして観光地めぐりをすることもできる。のんびり風を感じながら走ることができるので気持ちがいい。
・バス:国内の移動手段は長距離バスが便利。たいていはリクライニングシートとエアコンが付いている。夜行バスには、マットを並べた寝台バスもある。チケットの手配は旅行会社に依頼するか、直接バス会社に電話をして予約する。また、インターネット予約ができる会社もある。なお、プノンペンには公共バスもあるが、路線の数が少なく、地理を把握していないと乗りこなすのは難しい。
・タクシー:プノンペンにはメータータクシーがあり、タクシー会社、台数ともに増えてきている。ただ、流しのタクシーはほとんどないので、利用するときはホテルやタクシー会社に直接電話して呼ぶ必要がある料金はトゥクトゥク並。
・レンタサイクル:ゲストハウスやホテルの多いエリアで目にする「FOR RENT」の看板と、店頭に並ぶ自転車が目印。ホテルで貸し出しているところもある。申し込みにはパスポートやデポジットが必要。最近では電動アシスト付き自転車もある。
●到着
①ビザ
入国にはビザが必要。日本のカンボジア大使館または領事館で申請すると、数日で発給される。
インターネットで申請してクレジットカード払いができる「eビザ」も取得可能。また到着後の空港でもビザの取得が可能。
その場合は顔写真と手数料(観光ビザ:30USドル、ビジネスビザ35USドル)が必要。申請用紙はカンボジアの機内で配布される。
入国審査ロビーにもおいてある。カウンターに並び、申請用紙と顔写真を提出したら受け渡しカウンター前で名前が呼ばれるのを待ち、
ビザを貼ったパスポートと引き換えに代金を渡す。受け取り後、内容(ビザの種類、名前のつづりなど)が正しいか確認すること。↓
②入国審査
パスポートを提示。質問されることはほとんどない。↓
③手荷物受取り↓
④税関
税関申告書(機内で配布される)を手渡す。現金の持込みについて、10,000USドル以上は税関でも申告が必要となる。
申告が必要な場合は、係官にその旨を伝え申告書を手渡すと必要な手続きを行ってくれる。↓
⑤市内へ
税関を出ると、出迎えの人たちが待つエリアへ。ホテルなどに迎えを依頼すると、名前を書いた紙を持って待っていてくれる。迎えがない人は、空港タクシーもしくは空港トゥクトゥクのカウンターへ。空港の敷地内外で直接タクシーやトゥクトゥクと交渉することもできる。
◆空港へ:
・プノンペンの場合、市内中心部から空港へは、車で30-40分。トゥクトゥクなら40〜50分。
・シェムリアップの場合は車で約1時間、トゥクトゥクなら1時間40分くらい。
①搭乗手続き
②出国審査、X線チェック
③出発ロビー:軽食や飲み物を出すカフェ、みやげもの店、書店などがある。
アライバルビザの書き方
①性 ②名
③性別(男= Male/女=Female)
④出生地、⑤生年月日
⑥国籍 ⑦パスポート番号
⑧職業 ⑨パスポート発行日
⑩パスポート有効期限
⑪入国都市
⑫入国交通機関の出発地
⑬入国交通機関の便名
⑭現住所
⑮Eメールアドレス
⑯カンボジアでの滞在先住所
⑰12歳以下の子供の情報
⑱入国目的 ⑲滞在日数
⑳ビザの種類
22署名 21記入日
入国カード
①性 ②名
③生年月日 ④国籍
⑤パスポート番号
⑥性別(男= M /女= F)
⑦入国交通機関の便名
⑧ ⑦の出発地
⑨ビザの番号
⑩ビザの発給地
⑪入国目的
⑫滞在予定日数
⑬カンボジアでの滞在先住所
⑭署名便名
⑮入国日
出国カード
①性
②名
③生年月日
④国籍
⑤パスポート番号
⑥性別(男= M /女= F)
⑦出国交通機関の便名
⑧最終目的地
⑨記入の必要なし
⑩署名
⑪出国日
2025年1月1日より
ベンメリア遺跡およびクバールスピアンの単独チケットが新たに販売開始されました。これにより、以下のいずれかのチケットでこれらの遺跡に入場可能となります。もっと読む!こちらをクリックください。
チャリヤー(日本語OK!)
・電話: +855 12 304 248
・ツアーの担当者
ヴィレアック(日本語OK!)
・電話 : +855-17-434-733
+855-10-722-153
・チームのリーダー
・ツアーの担当者&日本語ガイド